インプラントという歯科の治療法が日本に入ってきて20年以上になり、一般の方にも知られるようになりました。インプラントとは英語でしっかり差し込むという意味で、歯科用インプラントとは人工歯根のことです。
インプラントでは歯根を再現します。顎の骨に埋め込まれたインプラントは、平均6〜12週間の治療後、骨にしっかり結合します。
ではインプラント治療がなぜよいのか?それは、インプラント治療が可能である場合は、現在の歯科治療のなかでは最善(コストは別として)の方法といわれています。その一番の理由は、失われた歯根まで回復できる唯一の方法だからです。
入れ歯では、どんなに良く出来たものでも天然の歯の3分の1程度の噛む力しかありませんが、インプラントなら噛む力は天然歯と同じくらいに回復します。アゴの骨に埋まったインプラントが骨としっかり結合しているためです。
気になるインプラントの具体的な治療の流れは、最初に問診、診断を行い患者の健康状態を把握します。必要に応じてCT検査などを実施することもあります。1次手術として顎の骨にインプラントを埋める手術を行います。手術は局所麻酔でおこないます。
治療期間は、下あごの場合は通常3ヶ月,上あごは4ヶ月程度の期間をみます。この期間はインプラントと顎の骨が結合するために非常に重要です。2次手術として1次手術で埋めたインプラントに上部の部品を固定する手術を行います。
このあと人工の歯を入れます。歯を入れた後定期的にメインテナンスをしていきます。
インプラント治療の禁忌症としては、血液疾患(血友病など)、免疫不全、化学療法が行われている患者、精神神経症があります。その他の病気の場合は、病状によってはインプラント治療が可能です。
歯ぎしりの強い場合も避けた方がよいといわれています。インプラント手術が成功するかしないかは、術後1〜2週間で決まるといわれます。そのため抜糸までの1週間の間に数回通院します。
その後もメンテナンスも重要です。普段の手入れが大切なことは、普通の歯の場合と何ら変わりません。
